アメリカの高校生はどのように投資を勉強しているのか。

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アメリカの高校生が学んでいる投資の教科書

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 アメリカの高校生はどうやって投資を学んでいるのか、気になって読んでみました。気になった内容だけをちょっと紹介します。高校生が初めに学ぶこと、それは!

 お金を貯めてから始める! 
 確固とした投資計画を決め、本当に必要な時だけ修正を加える。

たんす

当たり前のことなんだけど、いつまでにいくら貯めるとか、その目的を決めてから始めることが推奨されている。

だんす

例えばFIREを45歳でするために、1億5千万を貯めて、そのあとは年あたり500万円の配当金で暮らす、ということですね。

たんす

そのために1ヶ月あたりいくら投資できるのか、1年あたりの利率はどうかを考えて、現実的な計画を立てる必要があるよ。

アセットアロケーション(資産配分)を決める

 資産配分を決めます。この本では、債券と株と現金を33%ずつの図が上がっています。例えばGPIF(日本年金機構)のポートフォリオは下記のように25%ずつになっています。このように、自分で決めた資産配分に従って、計画的に株を購入していくこととなります。

GPIFより

株の分析

 株を買う時の指標として、チャートを見る「テクニカル分析」と決算書を見る「ファンダメンタル分析」がありますが、この本では「ファンダメンタル分析」を進めています。決算書を見て、その会社の利益がどれくらいかを読み解くのです。利益とは「会社のすべての収入から必要経費を引いた数字」ですが、ここでは二つ紹介されています。


 EPS(1株あたりの利益)=当期純利益÷発行されている普通株の総数
 PER(株価はEPSの何倍か)=株価÷EPS


 これらの数字を元にして、分析していきます。この本では例として、2000年代初頭のネット株バブルの時に、ネット企業の利益がマイナスだったから暴落した、ということを挙げています。
 利益を上げなかったら、その会社が生き残るのは不可能だからです。

 よって、EPSが順調に伸びているかどうかを決算書で確かめ、PERが割安(通常15以下と言われています。)な株を選んで投資することになります。
 

債券の分析

 債券とは、会社や政府の借金であり、お金を貸すと利子がついて返ってくるイメージです。返済期日を決め、その時に戻ってきますが、当然債券によっては元本が返ってこないリスクもあります。

 下記画像は、ムーディーズの格付の表ですが、この格付に従って、リスクを計って投資していくことになります。最初は米国債券などになるかと思います。他にも社債や公債などの説明がありますが、債券が最も低リスクなので、ポートフォリオに入れることを勧められています。

だんす

国債・公債・社債があるけれど、最初は格付がしっかりしている先進国の債券をポートフォリオに入れることがおすすめですね。この本にも書いてありますが、新興国の国債はリスクが高いです。

ムーディーズHPからたんすが作成

インデックス投資

  誰もが通るインデックス投資も推奨されています。市場に連動するファンドは


  手数料が安い ー 長く投資するなら、コストが一番
  低リスク   ー あるのは「市場リスク」だけ。

  という理由で、インデックス投資をドルコスト平均法で、積立投資するのが一番最強だという結論になっています。市場を丸ごと買うインデックスがここでも最強の投資とされています。

まとめ

 結局この本で学んだことは

  資金を計画的に投資に分配する。
 インデックスファンドを積立投資する。
 ポートフォリオを作る際は、株式・債券・現金をバランスよく組み立てる。

 ということでした。かなり簡単に大事なことだけを抜粋したので、上記のことについてもっと詳しく本には載っています。
 興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

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