はじめに
自分は投資スタイルが非常に慎重です。話題のファンドがあっても、すぐには飛びつかず、じっくり様子を見てから判断するようにしています。
「インベスコ 世界厳選株式オープン(世界のベスト)」も、配当利回りが高いことは知っていました。毎月の分配金が魅力的で、一時期かなり話題になっていましたね。でも、自分はずっと様子見を続けていました。
そんな自分が、なぜ世界のベストを買うことになったのか。そして、買った結果どうなったのか。今回はその経緯を正直にお話しします。
FIREが決まり、配当収入が必要になった
2025年4月からFIRE(早期リタイア)することになり、生活費を配当金でまかなう必要が生じました。
メインの収入源はJEPQ(JPモルガン・ナスダック・エクイティ・プレミアム・インカムETF)です。JEPQは外国株なので、受け取った配当をどう管理するかが重要になります。
楽天証券は外国株を円貨で直接購入・受け取りができます。一方SBI証券は、まず銀行口座で円を外貨に換えてから購入するイメージで、何度か手間がかかる経験をしていました。そこで、生活に必要な口座として楽天証券をメインにすることにしました。
なお、SBI証券のNISA口座はそのまま継続しています。
新NISAの積立を整理した
新NISAでは2024年3月から、SBI・V・S&P500インデックスファンドとeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)をそれぞれ月5万円ずつ積み立てていました。いわゆる王道の運用です。
2024年12月に積立をストップし、2025年9月に両方を売却しました。理由はNISA口座をSBIから楽天に移したので、その整理があって一度売却しました。
- SBI・V・S&P500インデックスファンド:658,857円
- eMAXIS Slim全世界株式(オルカン):596,871円
売却後、一時的に256A(飛島建設HD)を購入しましたが、成績が振るわず離脱。この資金をどう活用するか考えた結果、以前から気になっていた世界のベストを試してみることにしました。
インベスコ世界のベストを購入
2025年9月17日、以下のファンドを特定口座で購入しました。
インベスコ 世界厳選株式オープン(為替ヘッジなし・毎月決算型)
- 取得単価:8,878円
- 購入金額:810,000円
為替ヘッジなしを選んだのは、ヘッジコストを避けるためです。毎月決算型にしたのは、FIREした今、毎月の生活費に使える配当が欲しかったからです。
6ヶ月間の分配金実績
購入後、毎月の分配金を受け取りました。決算日は毎月23日です。
| 決算日 | 分配金 | 所得税 | 住民税 | 受取額(税引後) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025/9/30 | 13,686円 | 1,403円 | 471円 | 11,812円 | うち特別分配金4,289円 |
| 2025/10/29 | 13,686円 | 2,084円 | 685円 | 10,917円 | |
| 2025/12/1 | 13,686円 | - | - | 13,686円 | 全額特別分配金(非課税) |
| 2025/12/29 | 13,686円 | 2,046円 | 687円 | 10,953円 | |
| 2026/1/29 | 13,686円 | 2,083円 | 685円 | 10,918円 | |
| 2026/3/2 | 13,686円 | 2,084円 | 685円 | 10,917円 | |
| 合計 | 82,116円 | 11,700円 | 3,213円 | 69,203円 | 税金合計:14,913円 |
税金の合計は14,913円になります。特別分配金の月(12月1日)は元本払い戻しのため非課税、それ以外の月はしっかり引かれています。
売却を決めた理由
2026年3月18日、売却注文を出しました。
- 口数:912,368口
- 解約単価:8,099円
- 解約額:738,927円
- 平均取得価額:8,531円
- 譲渡損失:-39,414円
次の決算日(3月23日)が近づいていましたが、基準価額が取得単価を下回っている状態では、どうせ特別分配金になるとわかっていました。特別分配金は元本の払い戻しに過ぎないため、あえて待つ意味がないと判断しました。
なお、2026年3月はイラン情勢の緊迫化による地政学リスクの高まりが世界株式市場に影響し、基準価額の下落を加速させた一因となりました。
まとめ
今回の運用を振り返ると、9月から3月までのトータル損益は以下のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 購入金額(元本) | -810,000円 |
| 元本回収額(解約額) | +738,927円 |
| 受取分配金合計 | +69,203円 |
| 税金合計(所得税+住民税) | -14,913円 |
| 売却損(譲渡損失) | -39,414円 |
| トータル損益 | +14,876円 |
810,000円を約6ヶ月運用し、解約額738,927円+分配金69,203円を受け取りました。税金・売却損を差し引いた最終トータルは+14,876円のプラスでした。
「高い分配金=お得」ではなく、特別分配金が出るということは基準価額が下がっているということ。初心者の方には特にこの点を理解したうえで検討することをおすすめします。
自分自身は、良い悪いではなく「自分のポートフォリオに合わなかった」という結論です。FIREした今、安定した配当収入を確保するための試行錯誤は続きます。

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